墓じまいにかかる費用は、宗教や地域によって、かなり違いがありますが、このページでは、一般的な仏教での墓じまい費用にはどんなものがあるのか、費用的な目安をご説明いたします。
墓じまいで必要な段取りと費用
離壇料
離壇料とは、お墓を撤去して、檀家を離れるときに、今までお世話になった気持ちとして包むお金のことです。金額は決まっていません。お寺によっては、受け取らないところもあります。
インターネットでは、「高額の離壇料を請求された」という記載もありますが、金額が決まっていないものに関しては、日本の風習としては『自分に無理がない程度に、感謝の気持ちでお渡しできる金額』と言われています。
遺骨の取り出し・お墓の撤去費用
遺骨を取り出しして、墓石の撤去をするための費用です。
ただし、お墓の作りや場所により、撤去の手間が変わることから費用も変わります。
遺骨の取り出しは、お坊さんに墓石から魂を抜く読経をしてもらった上で、石材店など業者に対応してもらいましょう。
墓じまいで気を付けること
今までお墓を管理してくれたお寺さんには、きちんと事情をお伝えした上で、檀家を離れることが大切です。
離檀料を払えば良い、という気持ちでなく、お金より大事なのは礼儀。
事前に、今までお世話になったお寺へ墓じまいする理由を伝えて、相談することをおすすめします。
「遠方でお墓参りできない」「墓守りがいなくなる」など理由を事前にお伝えすれば、トラブルになることはまずありません。
専門業者に関わってもらうとやっぱり安心
墓じまいは、あまり何度も体験することではありません。だから、いろいろ慣れないことも多く、迷ったり、思わぬ手間がかかることもあります。
そんな時間が作れない、何度も遠方のお寺に行くことになるのは避けたい場合は、墓じまいから専門業者に関わってもらった方が、スムーズにいきます。